木村屋敷・・・国指定登録有形文化財(文化庁 第22-0177) *この建造物は、貴重な国民的財産です。
2011年03月25日
2011年03月24日
野点(のだて)
広縁に連がる三枚(三段)の大きくて平らな靴脱ぎ石をじっと見つめていたお客様がこんな風に言いました。「普通は、靴脱ぎ石は一つで十分なのに三枚も敷いてあるのは、ゆっくり広縁より降りられるように工夫されているのだと思う。庭での茶事(野点)のときに、この石の上にはじゅうたん(ヒモウセン)のようなものを敷いて、高貴な人物が広縁から庭に素足で上品に降りていただけるようにという気遣いがなされている。」
広縁横側にある「つくばい」は野点用でしょう。巨石の手水鉢は高貴な人物の専用の立ちつくばいで、一般人は巨石の手水鉢の裏側より流れてくる水でつくばって手を洗い、口をすすげるように細工が施されているのです。この茶室は、高貴の人物のためのもので茶室内へ招かれることの出来る人は限られていました。玄関は貴人口しかありません。一般人は庭での茶会にのみ招かれるように作られていたのではないかと思います。
広縁横側にある「つくばい」は野点用でしょう。巨石の手水鉢は高貴な人物の専用の立ちつくばいで、一般人は巨石の手水鉢の裏側より流れてくる水でつくばって手を洗い、口をすすげるように細工が施されているのです。この茶室は、高貴の人物のためのもので茶室内へ招かれることの出来る人は限られていました。玄関は貴人口しかありません。一般人は庭での茶会にのみ招かれるように作られていたのではないかと思います。
2011年03月19日
2011年03月19日
2011年03月19日
2011年03月06日
2011年03月06日
赤松伐採 2日目
茶室の玄関口の赤松が切り倒された。「すばらしい松ですね。」とよく言われた立派な松の木でした。世が世であれば、外国のVIPや皇族の方々をお迎えした松である。その老松が「松食い虫」にやられたのです。庭門をくぐったところにある文人松を助けるためでもありました。やむを得ず切り倒されたのです。屋敷の改修工事を請け負ってくれた志村頭領と弟子の大工さんたち合計3人で、作業を行いました。クレーンも使わず10メートル以上ある木に登って、少しずつ切っていったのです。見ているほうがハラハラしました。2日間で無事作業は完了しましたが、後の片付けの方が大変です。枝だけでもかなりの量です。幹は小さく刻んでもらいましたが、一つ一つがそれでもかなりの重量です。木をくべる暖炉を使用している方が、もらいに来てくれたらいいと思っています。

